第7章 チャリアカー組
緑間side
俺が海常高校へ着いたのは、すでに第4Qが始まっている頃だった
(あの赤頭が黒子の新しい〝光〟か…)
「フンッ」
そして練習試合は誠凛が勝った
(…まさか誠凛が勝つとはな)
すると、俺の目に満面の笑みでチームメイトに駆け寄るの姿が目に入った
何故かズキンッと胸が痛む
(のあんな笑顔は初めて見るのだよ…)
それから俺は体育館の側にある水飲み場で見知った顔を見かけた
(…? あの頭から水を浴びているのは黄瀬か…?)
俺は黄瀬の方へ足を進めた
「お前の双子座は今日の運勢最悪だったのだが… まさか負けるとは思わなかったのだよ」
黄「‼︎‼︎ 見に来てたんスか… 緑間っち…」
「まあ… どちらが勝っても不快な試合だったが。猿でもできるダンクの応酬。運命に選ばれるはずもない」
黄「中学以来っスね、お久しぶりっス。つか別にダンクでも何でも良いじゃないスか、入れば」
「だからお前はダメなのだよ。〝人事を尽くして天命を待つ〟という言葉を習わなかったか?まず最善の努力、そこから初めて運命に選ばれる資格を得るのだよ。俺は人事を尽くしている。そしておは朝占いのラッキーアイテムは必ず身につけている。だから俺のシュートは落ちん‼︎ ちなみに今日のラッキーアイテムはカエルのオモチャだ」