第34章 海の家のお手伝い
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男の人達のあまりのしつこさに、どうしよう…と困っていると…
聞き慣れた、ドスのきいた声が響いた
青峰「おい、てめぇら…。その女の手離せ」怒
『なっ、大輝…!?何でここに…?』
男A「ハァ?つーか、お前誰だよ」
青峰「一回は許してやる。さっさとその手離せつってんだよ」激怒
男B「お、おい!もう、手離してやれよ;;」焦
男A「し、仕方ねーな…;;」
青峰「チッ。はなっからそーしてりゃー、いんだよ。行くぞ、」
『あっ、ちょっと大輝…っ!』
大輝は私の腕を掴み、海の家の裏辺りに連れてこられてしまった
青峰「オイ、てめぇはこんなとこで何してんだ!!」怒
『えっ?何って…、海の家のお手伝いしてるんだけど…』
青峰「ハァ!?」
『木吉先輩の知り合いがここのオーナーらしいんだけど…、今日だけ私達が手伝うことになったの』
青峰「私達?」
『うん!あっ、大我もいるよ?』ニコ
青峰「ゲッ。アイツもいんのかよ」
『大輝は誰と来たの?』
青峰「さつき。連れてけってうっせーから」
『フフッ、ほんと仲良いね♪ あっ、それより私早くお店に戻らないと…!』
青峰「俺も行く。さつきがお前んとこの冷やし茶漬け?か何か買いに行ってから」
『そうなんだ!じゃあ、一緒に戻ろう!あっ、遅くなったけど…助けてくれてありがとう…』ニコ
青峰「俺がいたから良かったものの…」
『うん…、ほんとにありがとう…!』
青峰「俺のいねぇとこで危なっかしいことしてんじゃねぇよ…」ボソッ
『え?』
青峰「何でもねぇよ!行くぞ!!」
『あっ、うん!』
そして、私達は海の家〝ホワイトハウス〟へ戻った