第33章 モデルデビュー!?
side
そして涼太は私を連れて、あるスタジオの中へ入って行った
すると、ここのスタジオの関係者(?)らしき人が涼太に話しかけてきて…
マネ「ごめんね〜、涼太。急に無理言っちゃって〜」
黄「その顔は全然悪いと思ってない顔っスね;; あっ、それより石田さん、この子が例の子っス♪」
涼太はそう言って、私を石田さんという女の人に紹介した
マネ「うわっ、すっごく可愛い子ね〜!!うん、この子なら大丈夫♪ どこかの事務所に所属してるの??」
黄「でしょでしょ〜♪ けど、この子は素人っスよ」
マネ「ほんとに?! 勿体無いわね〜;;;」
私は初対面の石田さんに頭のてっぺんから足の爪先までじーっと見られ、固まってしまった
マネ「あっ、ごめんなさいジロジロ見ちゃって;; 挨拶が遅れたわね。私は涼太のマネージャーの石田という者よ」
(涼太のマネージャーさんだったんだ!!)
『いえ、大丈夫です…。私はです』
マネ「ちゃんかぁ〜。じゃあ、今日はよろしくね!!」
『?? よろしくって……、何をですか?;;』汗
マネ「あら、涼太から何も聞いてないの?今から撮影よ?」
『はい?! 誰がですか?!』
マネ「アナタと涼太が」
『えぇぇぇぇぇぇ!?!?』驚
黄「ごめん、。でも本当のこと言ったら絶対来てくれないと思って…」苦笑
『えっ、ちょっと待って……。撮影?!私が?!涼太と?!む、むむむむ無理だよおっ』泣
黄「っ、お、落ち着いて…っ;;」
マネ「心配しなくても、アナタぐらい可愛いければ全然大丈夫よ〜♪ それに今からヘアメイクもして、もっと可愛くなるんだからっ」
『いや、いやいやいやいや無理ですよおっ』泣
マネ「そう…。じゃあ、困ったわね…。もう今から相手役のモデル探す時間も無いし…。涼太の今回の件は無かったことになるわね……」
(えっ…、それって私が撮影しないと涼太の仕事が無くなるってこと……? それはさすがに涼太が可哀想…。だけど……)