第4章 部活勧誘と本入部届け
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月曜朝8:40
本入部届けを監督に受け取ってもらうため、私たちバスケ部1年は屋上に集合していた
リコ「フッフッフッ、待っていたぞ」
火神「……アホなのか?」
黒.私「『決闘?』」
火神「つーか忘れてたけど、月曜ってあと5分で朝礼じゃねーか‼︎‼︎ ……ほら、さっさと受け取れよ、本入部届け」
リコ「その前に1つ言っとくことがあるわ。去年主将に監督頼まれたとき約束したの。全国目指してガチでバスケをやること‼︎‼︎‼︎」
黒.私「『‼︎‼︎‼︎』」
リコ「どんだけ練習を真面目にやっても“いつか”だの“できれば”だのじゃ、いつまでたっても弱小だからね。具体的かつ高い目標とそれを必ず達成する意志が欲しいの。んで今‼︎ ここから‼︎ 学年とクラス、名前、今年の目標を宣言してもらいます‼︎」
ドーンと屋上から全校生の集まっているグラウンドを指差しながら、リコさんは言ってのけた
降旗.河原.福田「「えぇぇぇ⁉︎⁉︎」」
(どどどどどどうしよう…;;; 私も目立つの苦手だからなあ……;;;)
火神「……はぁ? そんなん余裕じゃねーか。テストにもなんねー」
火神君はそう言って屋上の柵へ飛び乗る
火神「1-B 5番‼︎ 火神大我‼︎‼︎ 〝キセキの世代〟を倒して日本一になる‼︎‼︎‼︎」
火神君何の迷いもなく、大声で屋上から叫んだ
(す、凄い……!)
私は自信満々に言い切る火神君も見て、心底凄いと思った
リコ「良し、合格っ‼︎‼︎ 次は〜?早くしないと先生来ちゃうよ〜」