第31章 桃と青の喧嘩
青峰side
俺の頭に試合前の黄瀬との会話が思い出される
黄「今日勝つっス。なんか負けたくなくなっちゃったんスよ。ムショーに」
「へぇ…」
黄「それに…… 友香っちのことも」
「あ?」
黄「誠凛対桐皇の試合見てたんスよ。アンタも諦めてないみたいっスね」
「フンッ… テメェには関係ねぇだろうが…」イラ
黄「…負けねェっスよ」
___
「あんときの黄瀬は随分威勢が良かったからなぁ〜。てめぇが応援に来て調子乗ってんのかと思ったぜ」
『……それだけ大輝に勝ちたかったんだと思うよ?』
「フンッ…。俺が負けるかよ」
(バスケのことも… お前のことも……)
『フフッ。冬にウチが倒すから覚悟しといてよね♪』
「まだそんな寝ぼけたこと言ってんのか?てめぇは」
『寝ぼけてませんっ!本気ですっ!』
「へーへー」
『っもう〜! ……それじゃあ、またね大輝』
「おー」
『肘痛めてるんだから、無理しちゃ駄目だよ…?』
「わーってるっつの!!てめぇも俺の保護者かよ」
『大輝が心配なだけ!』
「っ……」
『さつきもすっごく大輝の心配してた…。だから早く仲直り… してね?』
「仲直りって… ガキかよ」
『フフッ、まあ2人なら大丈夫だと思うけど♪』
「フンッ…」
『じゃあ、またね…♪』
「おー」
PI
コイツとの電話の後、俺は自分家じゃなくさつきの家に帰った
そしたらアイツはもう怒ってなくていつも通りのアイツだった
さつきん家で晩飯食って、俺は家に帰りベッドにダイブする
(さつき探し回ったせいで疲れたぜ…。つーか部活出るより疲れてんじゃね?)
学校離れてんのに、まだアイツらに世話になってる俺達ってどーなんだよと思いつつ、(悪くはねぇけど…)と思ってる自分がいた
そして、そうこう考えてるうちに俺は眠りについていた