第30章 ストバス
紫原side
それから時間いっぱい俺たちはスイーツを堪能した
中学のときはちんと毎日一緒にお菓子食べてたから、お互いの好みはかなり熟知してる
(だから、一緒にスイーツバイキング行くのはちんが1番なんだよね〜)
それに、あの頃みたいに変わらず俺に“あーん”ってしてくれたことがすっげー嬉しかった
(ちんがあーんってしてくれる方が美味しく感じるんだよね〜。何でだろ〜?)
『フゥ〜〜…。食べ過ぎちゃった;; それにそろそろ時間だよね?』
「俺はまだまだ食べれるけどね〜。でも、うん、時間みたい〜」
『フフッ、相変わらずお菓子だとあっ君のお腹はブラックホールだね!』笑
「お菓子は正義だかんね〜。いくらでも食べれるよ〜」
『あっ君のおかげで、今日の元はとれた気がする(笑) それじゃあ、出よっか』
「ん〜」
そして俺たちはスイ○ラを後にして、室ちんとの待ち合わせ場所へ向かった
『そのチームメイトさんとはどこで待ち合わせしてるの?』
「ここらへんなんだけど、まだ来てないみたい〜」
すると俺の携帯の着信音が鳴った
♪〜♪♪〜〜
「あ、室ちんから電話だ」
PI
氷室「やあ、アツシ」
「「やあ」じゃないってば〜。室ちん今ドコいんの〜?俺もう着いてるんだけど〜」
氷室「いやー、迷ったみたいでさ。今ストバスの会場に来てるんだ」
「ハァ〜?何ソレ〜」
氷室「たぶん待ち合わせ場所から近いはずだし、アツシもおいでよ」
「休みの日までバスケとか嫌なんだけど〜。……でも室ちんまた迷いそうだから行ってあげる〜」
氷室「Thanks.アツシ」
「そのかわり、後でお菓子い〜っぱい買ってもらうから〜〜」
氷室「OK!それじゃあ、待ってるよ」
「は〜い」
PI
『電話、何て?』
「何か迷ったらしくて、今ストバスの会場にいるんだって〜」
『えっ⁉︎』
「また迷われても面倒だから、俺たちもソコ行くよ〜」
『そうだね。あっ、あそこの掲示板見てみよっか』
俺たちは色んなイベントの広告が貼られている掲示板でストバスの会場を確認し、ソコへ向かった