第28章 洛山を従える者
『改めてまして…、私はです!誠凛バスケ部のマネージャーやってます』
実渕「誠凛!?」
(薄々は気付いてたけどやっぱりこの子が征ちゃんの……)
『? はい』
葉山「せーりん?どっかで聞いたことあるよーな…。う〜ん…」
根武谷「前、赤司が部室で話してた高校じゃねーの?」モグモグ
葉山「あっ!そーだそーだ! 思い出した!ってことは… 赤司が言ってた優秀なマネージャー??」
赤「そうだよ」
『優秀だなんて…;;』
赤「何を謙遜してるんだ、は優秀なマネージャーだろう」
『あ、ありがとう……///』
実渕(じゃあ、この子が征ちゃんや他のキセキの世代達の……。確かにこれだけ可愛くて、性格も良さそうだし…、納得だわ)
黛(あのとき俺も一応部室にいたから赤司の話は聞いてる。この女がそうなのか。随分赤司はこの女に入れ込んでるようだが…。それよりコイツ…、俺の存在に驚かないのか…?)
黛は普段黒子のような反応をされるので、自分を見ても驚かないを不思議に思っていた
一方は、その優れている観察眼のおかげで黒子の存在にもすぐ気付けるため、黛も同じだった
だから、後々この男が誠凛に脅威をもたらすことなど、このときは知る由もなかった
赤「だが、誠凛はIHへ出場していないだろう?なのに何故会場にいたんだ?」
『うちの監督に準決勝と決勝の試合をビデオに撮るように頼まれてたの』
赤「ほう…。だから1人だったのか」
『うん』
赤「誠凛高校…。感心しないな。君を1人で行動させるなんて」
『っ…! もう中学生じゃないんだから、大丈夫だよ;;』
は中学時代、赤司に1人行動を禁止されていたことを思い出した
赤「はすぐトラブルに巻き込まれる。現に今日も絡まれたんだろう?」
『うっ……;;』
赤「やはり君をいつまでも誠凛においておく訳にはいかないようだね」
『っ… そんなことないっ‼︎ 今日はたまたま…』
赤「たまたま?違うな。はもっと自分にどれだけ魅力があるか自覚した方が良い」
赤司はそう言いながら、の頬に手を添えた
『っ…///』
実.葉.根.黛((ここ喫茶店なんですけど;;))←