第28章 洛山を従える者
赤「……… …すまない。君との再会をもう少し堪能したいが、そういう訳にもいかないんだ」
『あっ…/// ご、ごめんなさい邪魔して…っ』
は赤司から離れた
赤「僕が君を邪魔だと思うはずがないだろう?」
『っ……///』
赤司は照れて俯いているの頭を撫でてから、3人の方へ顔を向ける
赤「ところで…、僕は控え室で待機していろと言付けたはずだが?」
そう言う赤司の目は、先ほどまでの優しさが欠片もない
実.葉.根((ビクッ
葉山「ごめんー、赤司ー‼︎ 怒んないでー;;」焦
根武谷「悪かったって」焦
実渕「征ちゃん、これには深い訳が…」焦
3人は赤司の雰囲気の変わりようにビクビクしている
『ちっ、違うの‼︎ 赤司君‼︎ この3人は私を助けてくれたの‼︎‼︎』
実.葉.根「「!!」」
赤「何だと…?」
そして、は今までの経緯を説明した
赤「そうか。それならばお前たちには礼を言うよ。…だが次はない」
葉山「分かってるよー、赤司ー!」
実.根「「えぇ…/あぁ…」」
『……。』
(赤司君……)
は冷たく言い放つ赤司と、それに全く抗議しない3人を黙って見ていた
赤「分かっていればいい。…じゃあ、僕たちは控え室へ戻るよ。随分待たせているからね」
『あっ、うん、そうだよね…;; じゃあ… またね、赤司君』
赤「いや…、まだ帰りの新幹線まで時間があるんだ。それまで一緒に過ごさないか?」
『えっ…、でも他の部員さんたちは…?』
赤「全員が京都へ帰る訳ではないよ。僕は向こうで用事があるから帰るが、何名かはこちらへ残る。それに、この後控え室で軽いミーティングを行った後は解散になるからね」
(優勝したのに結構ドライだな…。でも私も帰りのバスまで時間あるし、それに赤司君に聞きたいこともある…)
『そうなんだ。うん、じゃあ一緒にいよっか』
赤「あぁ」
洛山バスケ部が解散した後、と赤司はどこか近くの店で時間まで過ごそうということになった