第26章 IH準々決勝 海常vs桐皇
が観客席へ戻り、しばらくして第3Qが始まった
コートでは、第3Q始まってすぐ黄瀬が青峰のスタイルのコピーを見せる
まだ不完全だが、桐皇の予想を遥かに上回る速さでコピーの質が高まっていった
だが、海常の流れになりそうなところで、青峰がぶん投げるようなめちゃくちゃなシュートを決める
青「タラタラしてんじゃねーよ、黄瀬ェ。テメェの準備が整うまで大人しく待ってやるほど、俺の気は長くねーぞ」
黄「‼︎」
そこからデッドラインの15点差にならないよう、海常も必死で追いすがる
全員が黄瀬を信じ、全力で戦っていた
黄「先輩…」
森山「いいからお前は自分の仕事に集中しろよ‼︎ そのかわり… 勝ったら女の子紹介ヨロシク‼︎ 合コンでも可」キラン
早川「なんスかそ(れ)‼︎ も(り)やまさーん‼︎‼︎」焦
黄(これがや黒子っちの言ってた“チーム”ってやつなんスね…。やっと分かったような気がするっス…。チームの皆が俺を信じてくれてる。だから俺が今“チーム”のために何をすべきか…)
【俺に勝てるのは俺だけだ】
黄瀬の頭の中に青峰のセリフが浮かぶ
そして、黄瀬は青峰に1on1を仕掛けた
黄「じゃあ、その俺が相手ならどうなるんスかね?」
青(ゾクッ 「‼︎」
笠松「待ちくたびれたぜ、まったく…。とっとと倒してこい」
その瞬間、ついに黄瀬は青峰を抜き、青峰のファウルをもらいながらシュートを決めた
それはまさに青峰のプレースタイルそのものだった
しかも青峰はこれで4ファウル、桐皇に不穏な空気が流れる
黄瀬は残念そうな顔をして青峰を見た
青「‼︎」
それから桐皇のOF、今吉が青峰にパスを出すが、まさかのファンブル
黄瀬がすぐさまボールを取り、海常カウンター
黄瀬は桜井を抜き去り、ダンクシュートをぶち込もうとした
青(俺が負けるだと?どいつもこいつもカン違いしてんじゃねーよ‼︎)
青峰が黄瀬のダンクをブロックした
青「いっちょ前に気ィ遣ってんじゃねーよ。もっと死に物狂いでかかってきやがれ」怒
黄「いっスね、さすが。あれで終わりだったら拍子抜けもいいとこっス」
そして第3Q終了