第25章 地獄の海合宿 feat秀徳
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(さ、さっきはビックリしたぁ/// 和君の冗談たち悪すぎっ///)
私と和君が離れた、ちょうどそのとき
黒「お2人ともこんなところで何してるんですか?」
『テツ君‼︎』
テツ君に声をかけられた
高尾「よう‼︎ お前こそ何してんの」
黒「僕はちょっと走ってこようかと思って」
高尾「なーる‼︎ って…ん⁉︎ ちょっ、頭下げろw ちゃんも早く‼︎‼︎w」
黒.「『えっ?』」
私とテツ君は和君に言われた通りしゃがんで、もう1度バスケットゴールの方を見てみると…
緑.火神「「……。怒」」ピシッ
火神「なんだよ…」怒
大我は倒れたバスケットゴールを戻しながら真ちゃんに言う
緑「貴様に用はない。飲み物を買いに出ただけなのだよ」
真ちゃんの手にはいつものお汁粉が握られている
火神「飲み物って…… 夏によくそんなもん飲めんな;;」
緑「冷た〜いに決まってるだろう、馬鹿め」
火神「そーゆーこっちゃねーよ‼︎‼︎」怒
この2人のやり取りを見て、和君は必死に笑いをこらえている
緑「全く… お前には失望したのだよ。俺に負ける前に青峰にボロカスに負けたろう」
火神「っ‼︎ 次は勝つ‼︎ いつまでもあのときと同じじゃねーよ‼︎」
緑「まさか空中戦なら勝てる、などと思っていないだろうな?」
真ちゃんはバスケットゴールのボードを見ながら言う
火神「なっ⁉︎⁉︎」
緑「高く飛べるだけでは結果は変わらないのだよ。その答えではまだ半分だ。俺がその安直な答えを正してやる」
そこから2人の1on1が始まったんだけど、何回やっても大我は真ちゃんにブロックされていた
緑「やめだ。このままでは何本やっても同じなのだよ」
火神「なっ⁉︎⁇ テメェ…‼︎」
緑「いいかげん気づけ馬鹿め。どれだけ高く跳ぼうが止めることなどたやすい。なぜなら必ずダンクがくるとわかっているのだから」
火神「……‼︎‼︎」
(真ちゃん…‼︎ それを大我に教えるためにわざわざ1on1を……?)