第4章 部活勧誘と本入部届け
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帰り道、火神君が1人でバスケットコートに居るのが見えた
『あっ、あれ火神君じゃない?』
黒「そうみたいですね」
『1人みたいだし… ちょっと行ってみよっか♪』
黒「はい」
私たちはバスケットコートへ向かった
バスケットコートにて
火神「お前ら… 黒子とか……」
黒「1人で何やってるんですか?」
火神「別に俺はシュート練習してただけだ」
黒「そうですか」
火神「……俺は中2までアメリカにいた。コッチ戻ってきて愕然としたよ、レベル低すぎて」
(アメリカ……‼︎‼︎)
火神「俺が求めてんのはお遊びのバスケじゃねー。もっと全力で血が沸騰するような勝負がしてーんだ。…………聞いたぜ。同学年に〝キセキの世代〟って強ェ奴らがいるらしーな。お前はそのチームにいたんだろ?」
黒「はい」
火神「俺もある程度は相手の強さはわかる。強ェ奴ってのは独特の匂いがすんだよ。……がお前はオカシイ。お前は何も匂わねー。強さが無臭なんだ。確かめさせてくれよ、お前が… 〝キセキの世代〟ってのがどんだけのもんか」
黒「………奇遇ですね。僕も君とやりたいと思ってたんです。1on1」
『テツ君……‼︎』
そして2人の1on1が始まった