第21章 バスケ部を創った男
誠凛バスケ部は去年同様IH出場は叶わず、決勝リーグで姿を消した
それからの部活風景は、皆どことなく練習に身が入っておらず、黒子のパスは不調が続き、絶対安静の火神は部活にすら顔を出さなかった
もクラスで2人とそれぞれ話すことはあっても、前みたいに3人で話すことはなくなっていた
ある日の部活終わり
リコ「次はウィンターカップ‼︎ 全てをぶつけるのはそこよ‼︎‼︎」
全員「「‼︎」」
リコ「それと、もうすぐ帰ってくるわ。鉄平が」
日向「え…。マジ…?;;」汗
伊月「心強い… けどこりゃあちょっと色々あるかもな」
降旗「先輩、あの…鉄平さんって?」
伊月「あぁ、そうか。1年はまだ会ってないか。ウチの7番だよ。誠凛のエース」
降旗「えっ…」驚
『鉄平さんってどんな人なんですか?』
日向「アイツは…変人」
『えっ⁉︎』汗
日向「でも恩人。俺をバスケに誘ってくれた奴でもある」
『?』
(日向先輩の恩人? それに「バスケに誘ってくれた」って、どうゆう意味なんだろう…)
日向「そして、アイツは誠凛バスケ部を創った男だよ」
『!!』驚
(バスケ部を創った人……⁉︎)