第20章 vs桐皇
高尾side
『ま…た、冗談……っ‼︎』
「だから冗談じゃねっつの‼︎」
俺はちゃんのオデコを小突いた
『痛っ‼︎』
「信じねーちゃんがわりぃ♪」
『っ…‼︎ もお〜っ‼︎ やり返してやるっ』
今度はちゃんが小突いてきた
「イテッ‼︎‼︎」
『フフッ、これでおあいこだね』ニコ
「…やっと笑ったな」
『‼︎‼︎』
「やっぱちゃんには笑顔が1番似合う」ニカッ
そう言いながら、俺はちゃんの目元に残ってる涙を拭ってやった
『っ/// ありがとう……』
「お礼は…… 俺のこと高尾じゃなくて、名前で呼んでくれるので良いぜ?w」
『えっ⁉︎/// 恥ずかしいからヤダ』
「ダーメ‼︎‼︎ 真ちゃん達は名前で呼んでんじゃん」
『う……っ/// じゃあ…和君…?///』
「っ……///」
(これは反則っしょ…///)
恥ずかしそうに上目遣いで“和君”って言うちゃんが可愛い過ぎて、俺は言葉に詰まった
『和君…?///』
「/// っと、わりわりぃ。んじゃ、これから和君でよろしくでっす☆←」
『うん‼︎ 和君、今日は本当にありがとう‼︎‼︎ 和君のおかげで元気出たし、大切なことにも気付けた‼︎』
「ん、もう1人で泣いたりすんなよ?」
『えっ…?』
「もしまた泣きたいときがあれは、俺が側にいてやっから」ニカッ
『和君…っ。本当にありがとう‼︎‼︎』ニコ
「おう‼︎」
そして俺たちはお互い先輩を待たせてるということで、解散した
俺が宮地さんにシメられたのは言うまでもない←
(あー、なんか好きな女守りてーって気持ち分かるわ。つかちゃんに会うたび、どんどん好きになってんだけど…。ヤベェなw)
俺はその夜、ずーっとちゃんのことを考えていた