第20章 vs桐皇
誠凛ベンチでは
『っ⁉︎ リコさん今すぐ大我を交代させてください‼︎』
は火神の足の異変に気付き、火神をベンチへ下げてもらう
火神「っ…俺はまだ全然大丈夫だ‼︎ …です」
リコ「病院でも異常なしだったし別に出るなとは言わないから、少し落ち着きなさい‼︎」
『大我、とりあえずバッシュ脱いで‼︎ テーピングするから‼︎』
が火神にテーピングを施している間、誠凛は桐皇にジリジリと引き離されていた
火神「くっ…‼︎ 頼む… もう少しこらえてくれ…‼︎」
土田「火神‼︎ もっと皆を信じろよ‼︎」
火神「…分かってるよ‼︎ …です。桐皇は全員一丸で倒す‼︎‼︎」
(ん、ちゃんと大我分かってる…‼︎)
『できた‼︎ とりあえずこの試合はこれで問題ないと思います‼︎』
リコ「じゃあ、行っていいわよ!」
火神「よしっ‼︎ サンキュ、」
リコ「…すまないわね」
火神.「『!』」
リコ「本当は万全じゃない選手を出すなんてやりたくないけど… 火神君がいないと勝てないわ…。私だけの力じゃまだ未完成で皆の力を引き出しきれてない…。あげく怪我してる火神君に頼る始末…。自分の無力さに腹が立つわ…‼︎」
そう言うリコは自分の情けなさへの怒りで震えている
(リコさん……)
火神「……えっ…と。誰?つーかキャラ違い過ぎ‼︎ しかもむしろいっつも仕事しすぎ。監督なんだから、試合中ぐらいもっとドーンと構えてくんねーと‼︎」
(大我……‼︎)
『そうですよ、リコさん‼︎』
火神「つか「すまないわね」で送り出されてもテンション上がんねーから‼︎ …です」
火神の言葉に、誠凛ベンチのメンバーは微笑む
リコ「……生意気言ってくれるわね‼︎ バカガミが‼︎」
そしてリコとは目を合わせてから、立ち上がる
リコ.「『行ってこい‼︎‼︎』」
火神「ウス!」