第18章 青との再会
そして桐皇学園を後にした2人は…
は青峰に腕を離してもらい、今は2人並んで歩いている
『大輝… 練習出てないんだね…』
青「あ?出る訳ねーだろ」
『練習は出ないけど試合には出るって、許されるの桐皇ぐらいだよ』
青「だから選んだんだよ」
『そっか……』
青「……つか、お前ほんとにテツ達が俺を倒せるとでも思ってんのか?」
『……私、信じてるから』
は真っ直ぐ青峰を見つめて言った
青(何でコイツの“信じる”が俺じゃなくて、アイツらなんだよ)イラ
青「テツの目も… お前の目も曇ったもんだぜ」
(アイツ(火神)じゃ俺の足元にも及ばねぇ)
『曇ってません‼︎ それに今度の決勝リーグ、初めて大輝の負ける姿を見れると思ったらワクワクしてるんだからっ♪』
は少しおどけて言った
青「ハッ、そんなんありえねー。俺に勝てるのは『俺だけだ』」
2人はハモってしまった
『プッ。ほんと変わってないね、大輝♪』ニコ
青「っ/// うっせー‼︎ ハモってんじゃねーよ‼︎」
『あっ、変わったとこもあるかも…‼︎ 最後に会ったときより、さらに目つきが悪くなった‼︎‼︎』
は眉間に皺を寄せて、青峰の真似をする
青「オイ、真似すんな(怒) ブスがさらにブスになんぞ‼︎」
『アハハ。ブスって言われて笑えるのも大輝だけ‼︎ 私のそこは変わってないなぁ…。フフッ、特別だよ?』
青「っ/// だから前から言ってんだろ‼︎ お前はずっと笑ってろって」
(“特別”とか簡単に言ってんじゃねーよ)
青峰はそう言いながら、の頭をクシャっと撫でた
『‼︎‼︎ ん、そうだね……///』
(前もこうやって撫でられたなぁ…)
気づけば辺りは暗くなり始めていたので、は青峰に家まで送ってもらって別れた
(フフッ、わざわざ家まで送ってくれたり、こーゆーさりげなく優しいところも変わってないな……。次に会うときは…敵…か……)
青(次にアイツと会うときは敵同士…。何でテツんとこ行ったんだよ‼︎ なに俺の敵になってんだよ‼︎‼︎ やっぱり俺はお前が………っ。俺の側で笑ってろよ… …)
それぞれ想うのであった