第12章 vs秀徳
青峰side
「さてはアレっしょ?負けちゃった?」
緑「……そうだ。お前もせいぜい決勝リーグでは気をつけるのだよ」
「はー?何言ってんだよ、キモいって。俺を倒せる奴なんざ俺しかいねーよ」
緑「相変わらずだな、青峰。分かっているのか?つまり決勝リーグで黒子や達と戦うということなのだよ」
(………)
俺は久しく聞いたその名前に、少し言葉に詰まった
「………なんか勘違いしてるぜ。昔がどうでも関係ねぇだろ。今は敵だ。テツも………も」
(は俺と敵であることを望んだんだ……)
緑「………。」
「じゃあ切るぜ」
緑「あぁ」
俺が電話を切ろうとするとさつきに携帯を取られた
桃「ミドリーン‼︎ 落ち込んでるときにごめんねー‼︎ 元気出しt……って電話切られちゃった」
「お前がうるせーからだろ」
(…… もうずっと会ってねぇな……。お前がテツのとこに行くとは思ってなかったわ。テツが俺を倒せるとでも言いてーのか? 影じゃ光は倒せねぇぞ。……やっぱお前は無理矢理にでも桐皇にこさすんだったわ)
【大輝より強い人なんてすぐ現れるよ‼︎ てゆうか私が見つける‼︎】
いつかアイツに言われた言葉を思い出す…
俺がアイツに桐皇に来いと言ったとき、『それじゃあ大輝の好敵手が見つけられない』とか言って、アイツは断りやがった
(そんな見つかんねーもんなんてどーでも良い。俺はお前が側で笑ってたらそれでいんだよ……)
もう何ヶ月も会っていないの顔を思い浮かべながら、俺はそんなことを考えていた