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一番近くて、一番遠い【和也】

第1章 すべての始まり



「俺、真実が居てくれればいいです。」
『そんな事、言わないの。』

正直なところ、嬉しかった。
なんか、和を遠く感じたから。

「真実約束してください。」
『何よ。』

和が真剣にそんなことをいうものだから
あたしは自然と身構えた。

「ふは、そんなに身構えなくても。」

ニヤニヤと笑う和に、
少しの殺気を覚えつつも、あたしは根気よく。
和の言葉の続きを待った。




だが、何も言わない。
ニヤニヤと、あたしを見つめるだけ。

あたしは、痺れを切らした。
『何か言ってよ。』

「いいです。
なんか、すごくいいの。
思い浮かびました。」

和が、敬語を基本としている。
これは、よくないことだ。

あたしは、和と別れると、
明日は身構えて行こう。そう誓った。
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