第1章 すべての始まり
「俺、真実が居てくれればいいです。」
『そんな事、言わないの。』
正直なところ、嬉しかった。
なんか、和を遠く感じたから。
「真実約束してください。」
『何よ。』
和が真剣にそんなことをいうものだから
あたしは自然と身構えた。
「ふは、そんなに身構えなくても。」
ニヤニヤと笑う和に、
少しの殺気を覚えつつも、あたしは根気よく。
和の言葉の続きを待った。
…
だが、何も言わない。
ニヤニヤと、あたしを見つめるだけ。
あたしは、痺れを切らした。
『何か言ってよ。』
「いいです。
なんか、すごくいいの。
思い浮かびました。」
和が、敬語を基本としている。
これは、よくないことだ。
あたしは、和と別れると、
明日は身構えて行こう。そう誓った。