第1章 すべての始まり
次の日。
「真実、ちょっと来いよ。」
あたしは、和ではなく。
何故かクラスで一番の奴に呼ばれた。
もちろん、行きついたのは校舎裏。
…それって、昭和のヤンキーのやることだよね。
本当に、16歳?
なんて、つらつら考えていると。
あたしの横にひゅ、と早いものが過ぎてった。
それは、目の前の女の腕だったらしく。
「テメ、いい加減に二宮様から離れろ。」
あたしは、思わず噴き出した。
に、二宮様…
ありえねぇ!
「何笑ってんだよ。」
「いや、貴方こそ何してるんですか?」
『和。』
あんさ、和也さん。
普通ね。あたしがピンチになってから来るものだよ?
まだ、殴られてもないじゃん。
乙女マンガちゃんと読んでよね。
そんなあたしを無視して、和はあたしの肩に腕を回した。
「こいつ、俺のマネージャーですから。
近くに居たって。問題ありませんけど。」