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貴方に魅射られて

第4章 ~喧嘩~


政宗は、そんな小十郎の手を払いのけて

「・・・うぅ~~・・・」

唸り声を挙げたが

「どうした?キスして欲しいのか?」
「違あぁーーーうっ!!」
「王よ、失礼します。御食事の御用意が出来ましたが、御部屋に運びましょうか?」

小十郎に良い様に解釈去れた為、叫び声を挙げた。
其と同時に、使用人が入って来て、小十郎に話し掛けた。

「あぁ、部屋に運んでー」
「ー食堂で食う!!」

其に小十郎は、当たり前の様に、部屋に運んで貰おうとしたが、政宗が其を拒絶した。

「はっ?!何を云ってんだ政宗!!駄目にー」
「ー食堂で食う!!!」

其を聴いた小十郎は勿論、阻止しようとしたが、政宗は尚も拒絶した。

「・・・政宗・・・御前は、俺のモノだぞ。」
「打から何だ?そんなの、只の口約束だ。」
「・・・なっ!!?」
「・・・・・・」
「・・・っ・・・勝手にしろ!!」

政宗の放った一言に小十郎は苛付き、部屋を後にした。
使用人は只、二人のやり取りを無言で聴いて居たが、政宗の方に歩み寄り、易しく話し掛けた。
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