第4章 ~喧嘩~
「・・・政宗・・・俺が嫌いか?」
「・・・・・・嫌いじゃ・・・ねぇが・・・好きでもねぇ・・・」
そう云う政宗打が、張と腕は小十郎にしがみ付いて居た。
そんな政宗の反応に小十郎は、頬を緩めた。
「・・・好きだ・・・好きだ、政宗・・・」
「・・・・・・っ、」
小十郎は、愛の囁きを呟く度に、政宗に口付けをした。
政宗は其に、顔を赤らめて受け入れる。
「・・・愛してる、政宗・・・傍に居て欲しい・・・」
「・・・っぁ・・・どうせオレに・・・拒否権何て・・・ねぇんだろ・・・っ、」
「・・・当たり前だ・・・御前は、俺のモノ打からな。」
「・・・何だよ・・・其・・・」
暫く、何をするでも無く抱き締め有って居た政宗と小十郎は、使用人が運んで来た食事に手を付けた。
食事を堪能した政宗は、小十郎と一緒(半ば強引)に入浴。
其の後政宗は、中断(使用人に邪魔されて)した性行為をすると云って聴かない小十郎に、ベットに連れ込まれて長い一夜を過ごした。
翌朝(外は年中闇の世界)、政宗は痛む腰を抑えながら起床した。
「・・・・・・んぐぁっ、腰がイテェ~・・・」
「・・・起きたか、政宗・・・?」
小十郎は、政宗の髪をいとおしそうに撫でながら呟いた。
其に政宗は、痛む腰を抑えながら睨み付けたが、小十郎には効果が無く、撫でる手を止め無かった。