第3章 ~興味~
自室に到着した王は、打ち壊す勢いで扉を開けて、部屋の中を見渡したが、荒らされた痕跡は無かった。
ー此所に居ねぇ・・・打とすると・・・
王は、己の寝室に目線を移し寝室の扉を開け、部屋の中を見渡した。
すると、ベットの上に人の気配を感じた王は
ー・・・人のベットで寝るとは、良い度胸じゃねぇか!!
『生け贄』を殺そうとした。
打が、『生け贄』の顔を見た瞬間、己の手が止まった。
ー・・・綺麗だ・・・
少年は、異様な迄の美しい表情をして居た。
今まで『生け贄』とは違い、何とも云えない上品な顔付きに、王は見入って居た。
全ての者を魅了するかの様な整った顔付きで、陽に焼けて居ない白い肌が、上質なベットに冴えて居り、己の欲求を坂撫で去れて居る様な感覚に襲われた。
ー・・・触りたい・・・こいつを俺ので、めちゃくちゃにしたい・・・!!
王は、己の欲求のままに少年を触った。
薄汚れた衣装の上から、胸の突起を擦ると、少年の身体が身動ぎした。
暫く擦る様に触って居ると、少年の息遣いが荒いモノにかわり、無意識に感じて居た。