• テキストサイズ

【ハイキュー!!】夢の続き

第60章 二者択一


「葵!大丈夫?!」


「……っ、はいっ!だいじょうぶ、です!」


息も絶え絶えになりながら、私はなんとか自分の無事を知らせる

この合宿のハードメニューのうち1つがこのロード
毎朝ランニングには行っているけれど、さすがにこのペースにこの距離……

ツライ………


そういったことに慣れているのか、私の遥か前を走る先輩達の足取りはまだ軽やかだった



少しだけ、眉根を寄せる
しかしすぐに考えを振り切って、地面を懸命に蹴った




諦めて、たまるか––––



それ一心に、彼女達の背中を追いかけた











ようやく1日のメニューが終わり、お布団にダイブしたのは夜の11時


ふと携帯を見てみると、メッセージが届いていた



『一次予選突破!!!』
『相手に2メートルのやつが居て、チョーデカかった!!!』



「に、2メートル?!」


え、2メートルって、2メートル……だよね?
あ、ありえない……

送り主は日向だ

日向のことだから、ウソとかはつかないと思うけど……



(話盛ってるのかな……(笑))


とりあえず、こう打つことにした

『一次予選突破おめでとう!』
『2メートル?すごいね』


するとすぐにピョコンとメッセージは返ってきた

日向読むの早ッ


『おう!ありがとう!!』
『フジクジラと合体しなくても勝てたぜ』

続けてグッ、と親指立ててキメ顔をした人のスタンプが送られる


(ふ、フジクジラ……?)


/ 658ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp