第58章 待っているもの
ほんと、この人ってこう、何故ゆえにこのようにお口が軽うございましょうか?
まあ確かに、捻挫した時は『あ、やらかしちゃったなー』とは思ったよ?!
烏野チームにも、あのチームにも悪いとは思いましたよ!!
繋心
「葵!
お前、もうすぐ遠征あったんじゃなかったのか!!?」
葵
「うわー……」
菅原さん
「え、遠征!?なんの……ですか?」
葵
「いやいやいや、待って
なんで繋心、知ってんの……?」
繋心
「お前、この前水落が来てたみたいじゃねーか
あいつ、俺と同級生」
葵
「なにその漫画的設定……」
繋心
「お前、そういう大事なことは俺に言うべきだろ
第一、遠征始まるの……
春高の一次予選の日じゃねーか……」
菅原さん
「!!」
葵
「はぁ……
菅原さん、フライング行きましょう」
菅原さん
「葵……」
葵
「? 菅原さん?」
菅原さん
「どうするの?」