• テキストサイズ

【ハイキュー!!】夢の続き

第58章 待っているもの


「やっぱり俺最強ーーーーッ
ヘイヘイヘーーーイ」

と両拳を突き出して喚くのはさっきまでしょぼぼん状態だったはずの木兎さん

あのひと、気分の上下運動激しい……


「んがーっ」

そしてこっちにも咆哮を上げる人が

旭さん
「すまんっ
最後のサーブの時ビビって『どうぞ攻撃して下さい』ってサーブ打っちまった……!!」


よかった
わかってたならよかった

繋心
「それが自分でわかったんなら上出来だ

あの場面でどれだけ攻められるかが勝ち上がって行けるかどうかを左右する
ビビるのはわかるけどな
誰だって自分のミスで試合終わらしたくなんかねぇし」


影山が咄嗟に日向に「お前の事だな」と言った
日向も「うるせーよ!!」と応える

確かに……
連携が重要なこの競技
一人一人の行動がチームの勝利を大きく左右する
あのミスした時の罪悪感……

こわい。


繋心
「でも
"勝ちに行くサーブ"打とうとする奴を非難する奴なんかチームには居ねえよ」


そうだ
非難する人は、このチームに居ない


繋心
「……でもま〜〜
終わってみれば見事な負けっぷりなワケだが……
一つだけハッキリしてる


……お前達の攻撃は"全国"相手に通じる」

武田先生
「ー今 君達はサーブもコンビネーションも他のチームに敵わない
後から始めたのだから当然ですね

でも、止めてはいけません
『自分の力はこのくらい』と思ってはいけません


ー"色"は混ぜると濁って汚くなって行きますよね
でも、混ざり合った最後は

どの色にも負けない、黒です


"烏"らしく、黒のチームになって下さい」


ふ、ふ、深いい……!
あのレバーあったら迷わず深いい〜〜してる!


大地さん
「ーそれじゃあ合宿最後の……
ペナルティ・フライング一ッ周ゥー!!」


菅原さん
「んじゃあ、俺もいってくるな
葵はそこのベンチに座っとく?」

菅原さんは集まる時に私の足を気にかけて肩を貸してくれた


「いえ!私もフライングします!」

菅原さん
「え!?いや、それはちょっとマズイって!」


「だいじょーぶです!ほら、行きまー」

繋心
「葵!ー

/ 658ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp