第55章 そして少年少女は気付かされるだろう
何事においても、必ず“ライバル”という存在は、自分を高めるためや時には見比べるために必要不可欠である
その仲は、悪いようで良かったりする
ライバルが頑張っているなら、負けないように自分も頑張ろう
ライバルがしょげているなら、楽しくないから遠回しに励ましたりするのである
それが、ライバルなのだと思う
ただ仲の悪い友達ではない
スポーツ競技、特にバレー、バスケ、サッカーなど連携が重要となる競技では同じポジションにいる人はライバルとなる
いわゆるポジション争い
そして、ポジションは違うけど部員として負けてられないと思う人も自分にとってライバルだろう
これはチーム内争いと言うのだろうか
烏野は志気こそ十分にある
けれども、統率者のいない無法地帯のような
ライバルの存在が薄くなっていた気がする
そこを、旭さんは引き締めた
かっこいいね、大エース