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【ハイキュー!!】夢の続き

第53章 アンバランス


ちょうど今いる反対側が、体育館で陰になっていて涼しそうだった

そこへ行くと――



「あ。」

つい声が出てしまった
そこに居たのは蛍だった


彼は私を見るなり下ろしていた腰をあげて、立ち去ろうとした


私は、思わず彼を呼び止めていた


「蛍!待って……

ごめん、私が変なこと言っちゃったから怒ってるんだよね………
ほんと、ホントにごめんなさい」



「………なんで君が謝ってるの?」


「なんでって……だから――」

私に背中を見せていた彼は、くるりとこちらに向き直る


「君は別に何も悪くないデショ
酷いこと言ったのは僕の方でしょ」


彼はバツの悪そうな顔をして、私から目をそらす



「…………プッ
ククッ、クッ、アハ……アハハハっ」


「なんで笑ってんの」


「だって……!だって蛍がそんなこというなんて!
影山とかには言わないのに!!」



「なんで王様がでてくるの

……ほんと、葵は理解不能だよね」




「なんでさ」


「自分に聞けば?」



私達は、日当の方へ一緒に歩いて行った


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