第52章 表と裏
葵
「クロ!研磨っ!!」
車から出ると、すぐそこで音駒の皆がお出迎えしてくれていた
クロ
「うぉっ!
お前、毎回飛び込ひ必要あるのか?」
研磨
「葵、暑いよ……」
ふたりの胸元へ飛び込む
葵
「前回はできてないから
今回はやりたいなぁって!」
へへへーと笑いながら、ふたりの顔を見上げる
研磨
「葵、元気してた?」
葵
「うん」
夜久さん
「おーい、いちゃこらしてねーでいくぞー」
葵
「いちゃこら……?」
研磨
「夜久さんはそういう意味で言ったんじゃないと思うよ」
葵
「そっか
ならよかった」
二人の元を離れ、私達は森然高校へと歩き始めた