第51章 1週間ぶりに帰ってきたらとんでもないことになっていた
葵
「ど、どうしたの?」
何も言わず立ち尽くしている彼
そして私もドアを開けたままただ彼を見つめること多分2分
そこでようやく私の口が開いたのだ
日向と影山が喧嘩した日から影山とはまともな会話をしていない
影山
「……………った」
葵
「へ?ごめん聞こえなかった」
影山
「……この前は悪かった」
葵
「ああ〜ととりあえず中にどうぞ?
晩御飯、食べる?」
影山の目が輝きコクリとうなずいた
葵
「はい、おまたせ
ごめんね、こんな簡単なもので
いつもはちゃんと作るんだけどね」
2人同じテーブルを囲む
なんだかそれがとてもうれしく思えた
影山
「いただきます
……はむっ………もっもっ…………上手ぇ」
葵
「ホント!?よかったあ〜
口に合わなかったらどうしようかと思っちゃった」
ようやく私もいただきますをして食事を取る
その日のご飯は特別おいしく感じた
葵
「わざわざこの前の喧嘩のこと謝りに来てくれたの?」
影山
「………あぁ
お前にも悪いこととかしちまったし……」
葵
「ぜんぜん!
私気にしてないもん
日向とは……?」
影山
「喋ってねぇ」
葵
「だよね………
でも、今日の影山
なんだか吹っ切れた感じだったね
自主練とか物凄く集中してたし」
影山
「おう」
葵
「ん?そういえば
及川から画像送られてきたんだけど………」
ほら、これと言って影山にその画像を見せる
影山
「ぐっ………」
渋い顔?してその画像を睨みつける影山クン
怖い怖い
でも、面白いからもうちょっと突いてやろっと♬