第46章 デンジャラス アウェイ
「おお〜」
青葉城西バレー部に囲まれ、歓声の声を浴びる
その中の1名は極端に大きな声で
「似合う!!」
とか言っちゃってる
いやいやいや、誰かツッコもうよ?
何でただちょっと試合するだけなのに私だけユニなの
ビブスないのかな?
もうそういうことにしてしまおう
及川
「じゃあ4対4にしよう!」
岩泉
「3対3じゃなくかよ?」
及川
「うん」
松川
「なんで?」
及川
「ほらだってさ?
葵ちゃんせっかくの休みなのに疲れさせちゃダメだと思って」
及川……
もしかして心臓のこと気遣ってくれた?
及川
「やっぱ及川さん紳士でしょー」
うへへー、と笑いながら私にピースしてくる及川
いつもならその顔をアンパンチしてやろうかとか思うけど、今回は感謝
今回だけ
及川
「じゃあ組み決めよ〜」
ということで、決まったチーム構成は
チームA 及川、岩泉、松川、金田一
チームB 私、花巻、矢巾、国見
葵
「………よろしくおねがいします」
花巻
「おう
負かしたろーぜ」
国見
「…………なんで俺まで………」
矢巾
「まーまー、そう言うなって
烏野の実力をまた見る機会じゃねーか」
国見
「俺別に興味ないんですけど………」
及川
「よ〜し!
じゃあ始めますか〜」
葵
「よし、負けない」