• テキストサイズ

【ハイキュー!!】夢の続き

第46章 デンジャラス アウェイ


試合は1セット先取で勝敗を決める


及川
「葵ちゃん、せっかく4対4にしたんだから本気できてね?」



「あはは
僕はいつも本気ですよ」



及川
「……………うそつき。」








ピーッ

及川がサーブを打つ
それを私が拾った

ビリビリと腕に電気が走る


(前より強い?)


矢巾がトスを上げた

私と花巻が助走、踏み切る


私の手元にやってくるボール
ネットの向こうにはブロックしようと飛ぶ岩泉と松川

バンッ

岩泉の手のひらにボールが打ち付けられるも、貫通


そして、相手側のコートにボールが落ちた



「あの………
トス、も少し上におねがいします」

矢巾
「りょーかい」


サーブ権がこちらに移った


花巻
「お前やってみてよ」


「いいんですか?」

花巻
「おう」


じゃあ、と言ってエンドラインの後ろに立つ

及川が目で訴える
『本気でやって』と



ここまで気遣ってくれたんだ
誠意には誠意で答えなきゃいけないよね



タンッタンッとボールをはねさせる
手に持って額にぶつける

目を閉じれば、物音が遠ざかっていく錯覚に陥る



ピッ、とホイッスルがなる音を聞くと同時に、私は高々と前方に投げ上げた


自分も走る
ボールが落ちてくる
エンドラインギリギリで踏切り
思い切り飛ぶ


ぶわっ


腕を振り上げる
手に残るボールの芯を捉える感覚

瞬間、ネットを越えて鋭角な放物線を描き堕ちるボール


ダン、



/ 658ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp