第46章 デンジャラス アウェイ
髪色が薄いピンク色を帯びた岩泉よりも背の高い人が尋ねる
花巻
「こいつあれ?
予選の時の」
その隣にいる彼と同じくらいの背の高さであるこの4人の中では一番大人びている人が私をまじまじと見る
松川
「賢いチビちゃん」
葵
「む………」
そりゃこの人達に比べられたら私なんてたいそうちっさいだろーよ
及川
「ね、せっかく来たんだしさ!
やってかない?」
葵
「!
いいんですか?」
及川
「ぜーんぜん!」
扉のすぐ近くに荷物を置いて、私は青城の体育館の中へ入っていった
及川
「じゃあ、試合?」
岩泉
「それでいんじゃね?」
花巻
「それよりさー、あいつあのカッコのまますんの?」
松川
「ねえ、着替えとか持ってないよね?」
葵
「それはさすがに……」
及川
「じゃあさじゃあさ!!
せっかくだし、青城のユニ着なよ〜」
及川さん名案〜☆って、自分で言っちゃってるちょっとオイタな青城の主将
葵
「………大変ですね」
花巻
「わかる?」
葵
「ひしひしと」