第46章 デンジャラス アウェイ
葵
「い、行っちゃった……
日向の足 速……」
菅原さん
「なんか、少女マンガチックだったな……」
葵
「菅原さん、少女マンガ読んだことあるんですか?」
菅原さん
「え!?」
みるみる頬が赤くなっていく菅原さん
菅原さんの隣にいた大地さんが笑う
大地さん
「なんだ?スガ
ひょっとして図星なのか?」
ニヤニヤしながら菅原さんをからかう大地さんは新鮮だ
からかわれている菅原さんも
菅原さん
「別に?!
ちょっとあーゆーのが少女マンガにありそうだと思っただけだべっ」
眉根を寄せて怒った顔しているけども、菅原さん
その顔全然怖くありません
むしろかわいいです
葵
「かわいい……」
菅原さん
「あ!今葵、俺のことかわいいって言っただろー!
お仕置きだっ」
葵
「へ!? わっ ちょっ!!!
アハっ アハハハっ!やめっ、ひーっ!!」
菅原さん
「おりゃー
葵、こういう時は何と言うのかなー?」
葵
「ご、ごめ……っ!
ごめんなさいぃぃ〜」
菅原さん
「だめー
許さな〜い」
大地さん
「仲いいなあ」
旭さん
「スガ楽しそう」
大地さん
「やめとけ
お前があの場に混ざったらある意味犯罪だ」
旭さん
「え!?ナニソレどーいうことっ」
大地さん
「お前が混ざると男の津田を触るとしてもそれは痴漢に見えるわ」
旭さん
「なんでっ!!」
大地さん
「そんなに津田に触りたいのか?
お前、女子が寄ってこないからって同性に目覚めたのか?
気持ち悪っ
寄ってくんなヒゲちょこ」
旭さん
「酷っ」