第46章 デンジャラス アウェイ
やっちゃん
「い…いえ その うれしいです」
葵&日向
「「?」」
やっちゃん
「私 自分から進んで何かやったりとか
逆に 何かに必要とされたりする事ってなかったので……
劇とかやっても絶対"その他大勢"の一人なんです
村人Bとか木とか」
木!
やっちゃんは上を向き、嬉しそうな顔をしながら話を続けた
やっちゃん
「だから バレーの経験も知識も無い"村人B"の私を清水先輩や津田君があんなに一生懸命さそってくれて凄くうれしかったです」
休憩時間の時の事を思い出してるんだろう
やっちゃん
「―――でもやっぱり私ではお役に「わかるぜその気持ち」
田中さんがやっちゃんの言葉を遮った
田中さんにもそういった経験があるのかな
田中さん
「俺も潔子さんに"君からお金騙し取るからついて来て"って言われても付いて行く」
日向
「なんかカッケー!」
西谷さん
「漢らしいぜ 龍!!!」
葵
「何か違うのでは……」
旭さん
「田中がまた何か言ってるなぁ〜」
日向
「アッ!
そう言えば」
ごそごそと日向がカバンから出してきたのはガラケー
日向、まだガラケーなのね
必死にポチポチとボタンを押しながら何かを探している
「あった!」と叫び私達に画面を向けた
そこには
『一次予選は突破。
今週末二次予選。』
と書かれている
差出人を見て驚きを隠せなかった
葵
「け、研磨が 他の子と……メールするなんて!」
成長したね!研磨
研磨
「へっ くちゅん!!!」