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【ハイキュー!!】夢の続き

第46章 デンジャラス アウェイ


土曜日――



「ねえ、どうしたらこんな点数取れるの?」


「えへへ〜」


「褒めてないんだけど」


午前10時30分
蛍は約束通り10時までにマンションに来てくれ、私の家に招き入れ、リビングの机を囲んで勉強をしている
そして、前回の定期テストを今、目の前の鬼に見せているのだ


「文系と理系の出来の差が開き過ぎでしょ」


「理系の点数の取り方がわかんないんだもん」


「公式覚えて問題解けば簡単」


「そんな簡単に言うけどねぇ!
覚えられないモンは覚えられないのっ」


「口動かしてないでその問題集の1ページ解いて」


「うう………鬼。」



うーんうーんと唸りながらペンを進める
蛍はというと、持参した問題集を一瞥し、たまに紙とペンを取り出して解いている


「なに?わかんないの?」


「えっ、あっ、べつにっ」



「…………ねえ、何かあったの?」


「へっ?」

外した視線を元に戻す
ぶつかる視線


言ったほうがいいのか





「…………青城と白鳥沢の戦いを見に行った
もちろん、病院帰り」

私はポツリポツリと話し始めた
あの時あったことを

言っちゃえばもしかしたら楽になるのかもしれない


そう思って、話してみた

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