第46章 デンジャラス アウェイ
日向
(い……いかん!)
「かっ 影山と津田には負けねー!!」
葵
「おっ?……じゃあ、しょうb「うおお 先輩にも負けねーっ」………」
蛍
「だから君はもう少し落ち着きなっての
それと葵、後で話あるから」
葵
「? わかった」
山口は寄るところがあるらしく、蛍と2人で夜道を歩く
葵
「で、話って?」
蛍
「明日空いてるの、君」
葵
「え?え、うん……まぁ………
どうして?」
蛍
「君、理系このままだとヤバイから
僕が明日勉強見てあげる」
葵
「………………!?」
蛍
「………何、その顔
そんなに嫌なら別にいいケド」
葵
「い、嫌じゃないよ!
むむむしろ、ありがとうって感じだし!」
蛍
「じゃあ何でその顔なの」
葵
「えと、……意外だなあって思って」
蛍
「なんで?」
葵
「蛍って、自分以外は興味ないって感じ、だから」
蛍
「ふーん」
葵
「蛍、ありがとう」ニコ
蛍
「別に君の為じゃないし」
葵
「じゃあ、明日うちに来てよ
このマンションの玄関で待ってるから」
蛍
「わかった
明日10時に行く じゃあね」
葵
「うん ありがとう」
蛍ってなんだかんだ言って優しい
こうやってマンションまで付き添ってくれた
蛍の背中にもう一度、ありがとうと言った