第46章 デンジャラス アウェイ
葵
「えっ、ちょっ!!!
日向っ、速い速い速い速い!!
スピード落としてぇえええっ」
日向
「なんだよ津田
男だろ〜?
おい影山!はやく来いよーっ」
影山
「チィっ、………日向後でブットバス!!!」
日向が蛍達を追いかけるため走るとか言い出してしまったのが5分前
そして、私は走らず後でゆっくり追いかけると言ったのが4分50秒前
日向が二人乗りで追いかけようと発案したのが4分前
そして、私は断る理由を見失い日向の後ろに座ったのが事の始まり
影山は走り、私達は自転車で下る
葵
「日向ッ、怖い!!
ほんと、マジメにスピード落として!?
う、後ろの影山もかわいそうだよっ
それに、二人乗りしてるところ見つかったら捕まるから!!
そしたら遠征行けなくなるよ!?」
日向
「それはヤダ!!」
葵
「わぶっ!!」
急ブレーキで日向の背中に顔から突っ込む
日向、あったかい
と、とりあえず自転車から降りて後の影山を待った
日向
「津田、大丈夫か?」
葵
「日向と二人乗りしたら命幾つあっても足らない気がした」
日向
「おれ、ちょー安全運転だったよ!?」
葵
「どこがだよっ
安全運転の意味調べてこいっ!!」
影山が猛ダッシュで坂を降りてくるのが見えた
その形相がまた鬼のよう……
影山
「日向ァァアッ!!」
日向
「ひっ!」
影山が日向に突っかかりそうだったので長くなるだろうから日向の前に出た
葵
「影山、大丈夫?」
影山
「あ"、? お、う」
葵
「ならよかった
じゃあ、行こっか」