第42章 One for all , all for one.
ドパッ
菅原さんと蛍の連携が決まる
菅原さん
「ナイス月島ァ!」
月島
「あ ハイ」
葵
「ナイス」
月島
「………」
え、え??
無反応……?
菅原さんに背中どしっとされても避けることなく(いや菅原さんにしていただければ誰だって避けないけども)素っ気なくとも答えたのに?
私には無反応デスカ
おまけに上から目線で(実際身長からすれば上から見下されているが)「は?」みたいな目で見ましたけど?
菅原さん
「津田!
大丈夫か?」
葵
「あ、はい!
いけます」
菅原さん
「何かあったらいえよー?」
葵
「はい!」
よし頑張ろう
一方、控えの方では……
日向
「菅原さんて決めるとすっげー褒めてくれんだぜ!」
影山
「……そうかよ」
縁下
「別に"仲よしこよし"しようってしてるんじゃなくてさ、ああやって声かけながらスパイかー夫々の表情とか今日の調子とかそういうの
見てるんだと思うよ」
あくまでもさりげなくな、と付け加えた
縁下は続けた
縁下
「特に月島は2・3年と違って菅原さんにとっても未知な部分が多いだろうしどう考えても"単純な性格"じゃあないから気を遣ってんじゃないかな」
それを聞いた影山は眉間にシワを寄せて黙りこくってしまう
すかさず縁下が「なんで俺が他人(主に月島)のご機嫌伺いしなきゃいけねんだボゲ―って顔だな」と言う
影山
「別にそんなことはっ……!!」
言ってませんという割には片言になっている影山
影山の隣にいる日向も笑いがこみ上げる