第42章 One for all , all for one.
及川
「葵ちゃ〜ん」
葵
「!?」ビクッ
日向はついさっき影山の元へいった
今は、ネット際で1人ドリンクを飲んでいたところだ
そこへ、及川
………と、青城のエースの人もそばに居る
ヒラヒラと手を振ってやってくる及川にバシッと頭に平手打ちをかましながら2人で私の側にやってきた
葵
「な、なんですか
それと、ちゃん付けで呼ばないでくださいって前にも言ったはずですが。」
岩泉
「おい、及川
他校に迷惑かけるなって言っただろーが
それに、『期待の星』に失礼だろ!!」
………は?
今、なんて
なんて言った?
『期待の星』?
なんでこの人知ってるの……
っ!
まさか
葵
「及川サン!!
あんた言ったんですか!?」
及川
「あはは……ごめんね?
言うつもりはなかったんだけど岩ちゃんがうるさくってさ〜
大丈夫だよ
岩ちゃんこう見えて、口は硬いから」
岩泉
「こう見えてって何だっ!
このクソ川!!」
及川
「イテテテテテっ
ごめんっごめんよ岩ちゃんっ!!」
もうこの人には何も言わないでおこう
うん。そうしよう
葵
「で、何の用ですか」
及川
「そうだなあ〜
なんて無いんだけど〜」
イラ
私と、恐らく……いや絶対にこの隣の岩ちゃんって人もイラってした!
顔がもう、「イラっ」てしてるもん
及川
「強いて言うなら………挑発?かな」
葵
「………ふーん
私にですか」
及川
「そっ☆
俺達は葵ちゃんを倒して
牛若ちゃんをけちょんけちょんにするんだから」
ピクッ
葵
「………若を?」