第42章 One for all , all for one.
葵
「田中さんっ 大丈夫ですか?」
田中さん
「おう!軽い捻挫だ
それより津田………」
葵
「はい?」
田中さん
「試合してるっつうのに、俺はこんな幸せでいいのか?」
何言っているんだ、この人は
田中さん
「潔子さんにっ………潔子さんに!!!
足を、さわさわしてもらえた……!
俺の、俺の足を――!!」
葵
「あー、はい
よかったです
とりあえず足は大丈夫そうで」
あっ、そうだ
葵
「日向」
日向
「?」
葵
「さっきのブロック凄かった」
日向
「!!
だろっだろっ?!?!
菅原さんが教えてくれたんだぜっ!!」
葵
「うん
後、手気をつけた方がいいよ
確実にボール落とすにはこうしなきゃ」
手をシャッと突き出す
日向
「おう
ありがとなっ」
キュンッ
葵
(ん?………キュン??)