第30章 カウントダウンの中………
ーーーーーふわっーーーーー
葵
「!?!?」
後ろへ少し引かれて、背中があたる
蛍が後ろから
抱きしめている
葵
「ぇ……///
け、蛍///??」
見上げると、顔を赤く染めた蛍の顔が見えた
月島
「ちょっと、こっち見ないでくれない?」
目を隠されて、そのまま前に向かされる
月島
「恥ずかしいんだからさ///」ボソッ
背中から伝わる彼の体温が心地よくて、自然と落ち着く
葵
「……///
蛍、ありがと
もう、大丈夫///」
そう言っても、回された手さえ離してくれない
葵
「蛍………?」
月島
「うるさい
黙ってられないの?」
いや、黙れますけどこの状況は黙れませんでしょ///!!
月島
「……今度から僕に強がったら
お仕置きするから」
葵
「……え!?
お仕置き!?」
サァーっと顔の血の気が引いたのを自分でもわかる
合宿の時といい、彼のお仕置きがどういうものかすぐ見当がつく
まあ、私が強がらなかったらいい話か……
葵
「………ありがと」
月島
「何が」
葵
「何でも」
月島
「変なの
あ、葵が変なのはもともとかぁ」ニヤッ
葵
「酷いなっ!!」ムッ