第30章 カウントダウンの中………
ーーーーードスッーーーーー
自販機のボタンを思い切り押す音が聞こえた
見てみると、物凄い形相した影山がぐんぐんヨーグルを買っているではないか!
葵
「そんなキツく押すと壊すよー?」
影山
「うぉっ?!」
葵
「…………、青城
チラついてんでしょ」
影山
(なんでわかったんだ………)
葵
「そうだなぁ〜、特に及川さん?
違う?」
何も言い返さない影山
葵
「図星!」ニッ
影山
「…………なぁ」
やっと口を開いた影山
影山
「お前は、中学の試合とかでも全国行けるレベルだったんだろ?」
葵
「全然!」
影山
「は?嘘つけ
津田が入れば「だって、試合あんまり出てないし」
影山は、少し申し訳なさそうな顔をした
葵
「だから!
高校に入ったら、出れなかった分大会いっぱい出て勝ちたい………!!」
影山
「!!………おぅ」
予選まであと二週間