第29章 さあさあpartyの始まりだぜ?
そして、練習後
昨日と同じように、坂ノ下商店に1年が集まった
テーブルには、探し物が山のように置かれている
隣の蛍が日向と影山の前にあるヨレヨレ手作りメガホンを見て吹き出した
月島
「それ、夏休みの工作?」
日向
「なんだよ
お前らのだって似たようなもんだろ!
あ、でも、このキレイなの
作ったの月島か………?」
葵
「違う
それは僕が作った」
日向&影山
「「は!?」」
葵
「え?」
日向
「お前等!!
手伝ってもらったのかよ!
ズリー!!!」
影山
「お前、なんでこっち手伝わなかったんだよ」
葵
「そんなに手伝って欲しかったんなら、教室出るときに声かけとくべきだったね」ニヤッ
日向
「そういえば、スポットライトは?」
日向が聞いた時、2年生が坂ノ下に入ってきた
田中さんによくやった、と頭を小突き回される
皆、メガホンやポンポン、ラジカセをいじる
縁下さんが聞く
縁下さん
「スポットライトはどうなった?」
山口は、不安げに言った
山口
「ええと、たぶん、もうすぐ………」
その時、外で車が止まった
山口がパッと顔を上げた
店に入ってきたのは、烏野バレー部OBの滝ノ上電器店
葵
(繋心の………)
滝ノ上さん
「すまんすまん、待たせたな!
あれ、ここに置いとけばいいのか?」
山口
「あ、ハイ」
なにごとかと、外に出ると…………
日向
「な、なんだこれーッ!」
影山
「デカい………」
葵
「うわ〜……」( ゚д゚)
月島
「ツテって誰かと思えば
これ、本格的すぎるでしょ……」
軽トラの荷台の上には、ご立派なスポットライトがありました………