第29章 さあさあpartyの始まりだぜ?
葵
「なあ、影山ー」
朝練も終わり、今は影山と2人で教室に向かっている途中
葵
「? 影山ー?」
反応なし
「おーい、影山くーん??」
あれ、なんか涙が(´ぅω・`)
「か、げ、や、ま、くーん!!!」
思いっ切り肩を揺らして彼を呼ぶ
影山
「ぬぁっ………
な、いきなり大声だすな
ボケェ(←小声」
なんか、看病してもらった日からずっとこんな感じなんだよなぁ……
迷惑かけて、愛想つかせたのかなぁ………
影山
(落ち着け俺……!!
いつも通りに……
いつも通りに接する
いつも通りって、どうだっけ?)
反面、影山君は意識しまくりのご様子
葵
「影山ぁ……
僕の事、嫌になったのか?」
何故か周りの女子達が騒ぐ
影山
「は?べ、別に
俺はお前の事嫌になったわけじゃねーよ」
(くそ、何なんだよその顔っ///)
一層女子達が騒ぐ
ちらりほらりと「どっちが受けだろ?」「やっぱ津田君じゃない?」
などと聞こえる
葵
(ああ、そうか
私、男装してるもんね……)
影山
「で?」
葵
「え?」
影山
「で、何で呼んだんだよ」
葵
「あー、放課後の部活終わったら坂ノ下集合って言われた?」
影山
「ああ」
葵
「何だろうな……」
影山
「知らね」