第28章 知る人ぞ知る強敵は私の嫌いなあの方
大地さん
「は……え、なん「なーんてっ!ウソですよ」
は?」
葵
「大会出られますよ」ニコ
菅原さん
「…………」
大地さん
「それならいいんだが……」
西谷さん
「なんだよ!ビックリするじゃねーか!!
なあ、龍」
田中さん
「おうよー!
彼女にフラレたからウソついたのかー?」
葵
(いつまで彼女ネタ持ってくるんだ………
だいたい、女の私に彼女居たら私、レズじゃんか
私にそんな趣味はありません( -`ω-))
再び歩き出す
葵
「では、お疲れ様です」
残り少なくなった部員に別れを告げて、家まで帰った
ポケットに入れていた携帯が今度は振動する
今度はメールのようだ
葵
「誰だろ……」
家に入ったと同時にメールを開く
送信主は、菅原さんだった
葵
「どうしたんだろ……」
メールを読んでいく
菅原さん
《今日はおつかれ( ˆωˆ )
さっきの話なんだけどさ、本当にウソついたのか?
疑ってる訳じゃないんだけど(汗)
ウソにウソをついてるような気がしたから
何かあったなら、ちゃんと言えよ?》
葵
「菅原さんには、やっぱり敵わないなぁ……」