第28章 知る人ぞ知る強敵は私の嫌いなあの方
葵
「えーと………」
大地さん
「いいぞ、出ても
気にすんな」
葵
「あざす」
少しだけ離れて電話に出た
ーーーーーピーーーーー
葵
「もしもし
どしたんですか?薬なら最近ちゃんと飲んでますけど」
先生
《飲んで当たり前だからね?
そんな誇らしげに言われても( ¯−¯ )
実は、その―
落ち着いて聞いてくれる?》
葵
「??」
先生
《実はーーーーーー》
葵
「え…………
ウソ……」
立ち止まってしまった私を皆が振り返る
葵
「そんなっ………
なんでっ………………
………わかりました」
ピッと切った
それと同時に
大地さん
「どうした?」
菅原さん
「何かあったのか?」
旭さん
「大丈夫か??」
西谷さん
「顔、青いぞ!
彼女にフラレたか?」
日向
「おい、大丈夫か……?」
葵
「すみません…………」
一同
「??」
月島
「何に謝ってんのか言わなきゃわかんないでしょ」
葵
「…………僕
大会…………
出られないです………」
「「「!?!?」」」