第20章 5月5日
体育館に集まると、武田先生が声をかけた
武田
「その場でいいから聞いてください
えー、清水さんは体調不良ということで、午後からは僕がマネージャーを務めます
なにぶん不慣れなものですから、至らないところもあると思いますが「えええええええええっ!?」
「ジーザスッッッッ!!!」
武田先生が話している途中にも関わらず、天を仰いで叫ぶ、清水様親衛隊2人
もちろん、誰だかわかるだろう(´-ω-`)
そうですね、田中さんと西谷さんですね
葵
(大丈夫ですかね?清水様……)
真横で2人がまだ叫んでいる
田中さん
「ク、クソッ……!気づかなかったぜ………」
西谷さん
「それは違うな龍!潔子さんのことだ、きっと俺達に心配かけまいと気丈に振舞っていたに違いない……!!」
田中さん
「なんで俺達はその想いに気づかなかったんだ!!」
西谷さん
「ううッ………俺達はいつも潔子さんの優しさに甘えてばかりで………!!」
涙を拳で拭いながら尚もシャウトする2人
葵
「大丈夫なんですか………(汗)」コソッ
菅原さん
「大丈夫だと思う(笑)」
大地さん
「なんか、嫌な予感がする……」
そして、大地さんの予感は的中した
「「俺達でマネージャーの仕事をやろうぞ!!!」」
2人顔見合わせて、「俺名案浮かんじゃったゼ☆」的な顔をしている
武田先生
「そんな!君たちは明日の試合に集中しt「「いいえッ!!バレー部は俺達が引き受けます!」」
またしても遮られた武田先生………
ドンマイ……(´・ω・`)
武田先生
「な、なんて!頼もしい……!
3人で頑張りましょう!!1本ではもろい矢も、3本集まれば頑丈になるというものです!!」
葵
(え!?止めないのっ!!!?)