第19章 はじめてのおつかい
そして現在、坂ノ下商店へ2人で向かう
隣の影山は物凄い形相でブツブツ頼まれた品物をあげては、指を折っていく
葵
(こ、怖っ
なんか、もう話しかけないでオーラ半端ない……)
影山
「牛タンマヨおにぎりササカマフランスパンヘルシーわかめチーズクロワッサンパパ好みいちごミルクサイダー焼きそばドッカーンごんぶと温玉チーズうどん……………」
葵
(何の呪文?呪いですか??
怖いですよ、影山くんっ)
そして、坂ノ下商店に着くも………
葵
「え、ウソ( ˙-˙ )」
影山
「…………」
「「閉まってんじゃねーよ!!」」
影山
「あ……」
葵
「どしたの?」
影山
「消えた」
葵
「なにが?」
影山
「頼まれた注文、消えた…………」
葵
「プフっ」
ブチッとイヤホンを携帯から外し、影山に向ける
《俺、牛タンマヨおにぎり頼むわ
大地さんは?(田中さん)
じゃあ、俺はササカマフランスパンな(大地さん)
ヘルシーわかめチーズクロワッサンよろしく(月島)
パパ好みと、いちごミルクサイダー(西谷さん)………》
先程、注文を録音していたのだ(キランッ
葵
「セッターとしてのプライドを守るんでしょ?」ニッ
影山
「ああ、…………ありがと……///」
葵
「え、今、お礼を………!?」
影山
「な、何だよ///」
葵
「珍しいなって、フフッ
どういたしまして!」ニコッ
影山
(くそ、可愛い…///)