第19章 はじめてのおつかい
イヤホンを無事奪還?した私は、またいつものように携帯に差して耳にイヤホンをつける
そして、ひとつの発言から
事件は起きた
「…………なんか、腹減らね?」
誰かがそう言った
「おれも!そう思ってた!」
「わかる」
隣の月島も「少し」
と言い山口に「ツッキー残してたもんね!」
と言われ「うるさい」と制した
田中さん
「よーし、じゃ、買い出し行くかー」
日向
「え、買い出し!?」
田中さん
「ん?日向行ってくれるのか?」
日向
「俺、行きたいです!!」
葵
(なんでそう思うんだろう……?)
月島
「なんかコイツにまかせるの、ヤダ」
日向
「なんでだよっ!」
菅原さん
「まあ、確かに日向が行ったら『はじめてのおつかい』になりそうだもんなあ」
日向
「すっ、菅原さんまで……∑(゚Д゚)ガーン」
田中さん
「んじゃ、ジャンケンか!」
「おい影山!津田!!
お前らもだ!!」
さっきまで爪を研いでいた影山は、「オス」とノリ気のない返事で円陣に加わる
もちろん、私もそこまでお腹は空いてないのでノリ気のない返事
田中さん
「よーし、集まったな!
さーいしょはグー!!じゃんっけんっ
ポイッ!!」
間が開いて、咆哮があがった
しかし私はあげれなかった
葵
(くっ………
よりによって、負けるとは………)
そして影山も同じくだった
田中さん
「じゃあ、お前ら2人、買い出しだな!!」