第19章 はじめてのおつかい
5月4日 20時45分
最後にお風呂に入った私は、浴場内をキレイにしてからお風呂場を後にした
ペタペタとスリッパを鳴らして大部屋へ戻る
扉を開けると、みんなダラリとしていた
入って行くと
「お前、細すぎじゃね?」
「確かにー、腕とかポッキリ折れそう」
「それであのスパイクだろー?」
「もっと食えよ」
などと、私を見て思ったことを先輩達はそのまま垂れ流していた
自分の布団がある場所へ行き、携帯を取り出す
もちろん、場所は変わらず月島の横
葵
(あれ、イヤホン……
あ、あんなところに)
「ねえ、月島」
月島
「…………」
葵
「ちょっと、月島」
月島
「…………」
葵
「はぁー……、け、蛍」
月島
「何?」
都合のいい耳だね!ww
葵
「そこのイヤホン、取ってくれない」
指差した方を月島が見る
月島
「自分で取れば?」
葵
「厶、」
月島
「まあ、もっとちゃんとお願いしてくれたら取ってあげてもいいけど?」ニヤッ
葵
「………もう、自分で取る」
取りに行こうとしたら、まさかの月島本人に行く手を拒まれた
月島
「取って貰いたいんデショ?
だったらちゃーんとお願いしなきゃ」
葵
「自分で取るって言ったじゃん!!」
ギャアギャアととっつかみ合う私達
菅原さん
「月島って、津田と仲いいなー(笑)」