第18章 2人の決断
あの日、見破られていた
いや、先生は前から気づいていたのかもしれない
葵
「バレーが、したい」
でもたまに過る
いつかパッタリ倒れて死ぬんじゃないかって
そう考えると、大好きなバレーも怖い
矛盾が渦巻き、頭を抱えた
葵
「………うん」
決意した
バレーができるなら、死んでもいいや
それが私の決断
また引き返して繋心のところへ行く
考えこんでいる繋心の背中
葵
「繋心!」
繋心
「?どうした??」
葵
「繋心のもう1つの悩み、ウィングスパイカーでしょ?」
繋心
「お、おう」
葵
「私、バレーができたらそれでいい
勝ちたいけど!
私は、レギュラーにはなれない
試合には出たいけど!
だから、私を切り札にしてください!!」
ガバッとお辞儀をする
繋心
「ちょ!頭あげろ!!」
葵
「誰かが何かの理由でコートに立てない時、ピンチな時、私を使って欲しい」
繋心
「…………わかった」
「お前がそんなこと言うなんてな!
明日雪だな」
葵
「(#`-_ゝ-)ピキ」
このあと、繋心は私に締めあげられたとさ☆★